信頼できるインプラントの歯医者の選び方

インプラント治療を受ける歯医者を選ぶ際に重視するポイント

インプラント専門の資格を持っているか

インプラント治療は優れた治療法である反面リスクもあわせもっているため、知識・技術・経験のある医師を選ぶことが重要です。そのような医師を選ぶ指標として「インプラントに関する専門医資格」を持っている医師かどうかや、インプラント専門の医療学会に属しているかなどを確認してみることをおすすめします。

難症例にも対応できる技術があるか

インプラント治療では歯茎の骨が足りない場合に「サイナスリフト」・「GBR」・「ソケットリフト」といった骨を造成する治療が必要になることもあります。インプラント治療を行っていても骨造成が出来ない医師もいるので、骨造成できるかどうかも医師選びの判断基準となります。

使用しているインプラントメーカー

使用されるインプラントには色々なメーカーがあり、どれを使っているかということも重要なポイント。安全性などからしっかりとシェアのあるインプラントメーカーを使っている歯医者を選びましょう。世界4大メーカーにはストローマン、ノーベルバイオケア、アストラテック、バイオメット3iがあります。シェア率の高いメーカーを選ぶことで、万が一治療をクリニックを変更した場合でも、同様の治療やメンテンナンスを受けることができます。

術前のカウンセリング対応

口腔内の衛生状態や顎骨の状態、ライフスタイルなど、それぞれの患者に合わせ的確なインプラント治療を提案するのもドクタースキルの1つです。症状や要望にしっかり向き合って質問にもきちんと対応する、丁寧なカウンセリングをしてくれる歯医者を選びましょう。

インフォームドコンセントを徹底している

インフォームドコンセントとは、医者が治療の必要な理由、治療方法、治療期間、効果、費用などをわかりやすく説明し患者の同意を得ることです。十分に行われない場合、信頼関係を損なう事態になることもあるので、インフォームドコンセントが徹底されているかどうか、チェックすることも大切です。

適切な価格帯であるか

治療費用が安いというのも判断基準の1つですが、安すぎる場合は要注意。素材が安いインプラントやシェア率の低いメーカーを使用しているケースがあります。とはいえ高すぎるのも問題です。手術方法や使用インプラントによって金額も変わってくるので、相場にあった適正費用で治療するところを選びましょう。

インプラントのための治療室・手術室がある

インプラント手術自体は大がかりなものではないですが、歯肉を切開して顎骨を削る処置を行います。術後感染防止だけでなく、医師と患者が落ち着いて治療に臨めるよう、清潔で静かな手術室が必要です。歯医者を選ぶ時にはインプラント専用治療室・手術室があるところを選びましょう。

医療設備が充実している

確かな診断で的確な治療が受けられるよう医療設備が充実していることも重要です。特に埋入位置の診断やシミュレーションが必要となるインプラント治療では歯科用CTの撮影によって確実で正確、早い治療が可能となります。そのため歯科用CTを導入しているかどうかも判断基準となります。

治療後も定期的なメインテナンスをしてくれるか

インプラントの歯や歯根は人工のものなので虫歯にはなりませんが、インプラント歯周炎などの病気を防いで長持ちさせるために定期的なアフターメンテナンスが欠かせません。歯科医を決める時にはメンテンナンスの有無や内容について事前にチェックしておくようにしましょう。